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【疲労の原因とは?】原因を理解して自分に合った疲労回復方法をみつけよう

働く人の約8割が疲労していると言われている日本。

これを読んでいるあなたも常に疲労を感じた生活を過ごしていませんか?

疲労を放っておくと深刻な病気に繋がる可能性もありますが、
正しいケア方法を知ることが病気を予防することに繋がります。

このページを最後まで読めば、疲労の原因と自分にあった疲労回復方法を知ることができます。
自身のコンディションに向き合い、正しいケア方法を知る機会にもなりますので、是非参考にしてみてください。

疲労とは??疲労の意味と原因を理解する

疲労とは?

疲労は、”活動能力が低下している状態”のことを意味します。
「頭を使い過ぎて思考能力が落ちている」「運動後の身体が重くてだるい」
など、本来持っている活動能力が発揮できない状態は疲労していると言えます。

疲労の原因

疲労の原因は”外的な刺激によるストレス”になります。

人間は生きている限りなにかしらのストレスを受け続けるもの。
例えば、苦手な人との交流、プレゼン前の緊張、暑い寒いなどの気温変化などで感じるストレスのいずれも疲労の原因ということになります。

日本人の多くが抱えている疲労課題3つ

自分がなにで強いストレスを感じているか把握できていない

1日の活動を通して、さまざまなストレスを感じると思いますが、
自分が何によって強くストレスを感じるのか把握できている人は多くありません。
先にもお伝えしたとおり、強いストレスのかかる活動は疲労に直結します。
例えば、人との交流という1つの活動を取っても、コミュニケーションが得意な人と苦手な人でストレスの感じ方が違うように、
人それぞれ強いストレスを受ける活動は異なります。

自分にあった疲労回復方法がわからない

疲れを感じたとき、多くの人が”睡眠”という手段をとおして、疲労を回復に取り組むかと思います。
睡眠による疲労回復は非常に効果的な手段ですが、睡眠だけでは疲労を完全に回復させることはできず、他の疲労回復に取り組む必要があります。
自分の疲労状態を見極め、疲労に応じた回復方法に取り組むことが重要です。

疲労回復の知識が低い傾向にある

「頑張ることが美徳」という意識が浸透している国民性からわかるように、
日本では頑張り方を教わることはあっても、休み方を教わることはまずありません。
必然的に疲労回復に関する知識が低くなり、正しい休み方が分からず、
本来のパフォーマンスが発揮できない状態となります。
良いパフォーマンスを発揮するためには、自分に合った疲労回復方法を理解することが必要です。

疲労回復方法を発見する3つの方法

疲労感を数値化してみる

疲労回復方法を見付けるにあたり、まずは自身の疲労感を数値化して考えてみることで、
疲労具合に応じた休養に取り組むことができます。
数値化する方法として、万全の体力状態を体力100%として、
日常活動で受けた疲労感を引き、残っている体力を数値化します。

例えば、とある活動によって感じた疲労感が30%だった場合、
100%(体力) – 30%(疲労感) =70%(残りの体力) といった具合に数値化します。

疲労を数値的に意識することで、自然と疲労回復を考えることに繋がり、
状態に応じた疲労回復方法を選択することができます。

数値化のポイントは、疲労感の数値は自分の感覚で数値化すること。
同じ活動でも人それぞれで疲労の感じ方が違うことから、周りの人と比較する必要はありません。

睡眠での休養効率を上げる

睡眠での休養にはさまざまな要素が必要ですが、
その中でも自律神経が正しく機能することは非常に重要です。

自律神経とは、自分でコントロールできない身体の神経機能のことで、
交感神経と副交感神経の2種類があります。

日中活動しているときは交感神経が優位となっていて、
夜眠る時間に向けて段々と副交感神経が優位となっていき、
寝る時間に副交感神経が優位になっていることでリラックスした状態で入眠することができ、
睡眠による効果的な休養に繋がります。

飲酒・甘いもの、カフェインの摂取、激しい運動などは交感神経を優位にしてしまうので、
夜遅い時間に控えたことで睡眠による休養効果が期待できます。

複数の休養を組み合わせる

休養には大きく「生理的休養」「心理的休養」「社会的休養」の3種類があると言われています。

生理的休養は、睡眠・軽い運動・栄養価の高い食事など。
心理的休養は、親しい人との交流・自然に触れる・趣味・好きな音楽を聞くなど。
社会的休養は、旅行・買い物・外食など。

それぞれ単体での休養では十分に体力を回復させることができないことが多く、
複数の休養方法を組み合わせることで十分な休養となる可能性が高まります。

いつもより長い睡眠を取ったにも関わらず、起きた後の身体が重く、
疲れが残っている感覚があり、気分もパッとしないといった状態は生理的休養(睡眠)単体での休養のため、
休養が不十分という風に考えることができます。

まとめ

1.疲労とは??疲労の意味と原因を理解する
2.日本人の多くが抱えている疲労課題3つ
3.疲労回復方法を発見する3つの方法

今回は疲労・休養を中心にまとめてみました。
自分がなにで疲労を感じ、どういう休養で疲労が回復されるのかを知ることは、QOLを向上させるためにも非常に重要です。
自身の疲労状態と休養方法を考え、あなたに合った疲労回復方法を見つけてみてください。

参考文献:あなたを疲れから救う休養学
著者名:片野秀樹
出版年:2024年

本サイトでは他にもQOL向上に関する記事を掲載していますので、
是非チェックしてみてくださいね。

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